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C S 2 a 0 u 2 to a U 0 s 年 p ７ o l r P 月 t e 増現刊 n E 在、 2 未 0 d R 定 20 日年 a と 9 な / G 7 r っ号て T い 20 る 2 休 0 日スはー記パ載ーし G て T J 公 J お u u り式 ne 2 toly 2 ませんガイド 0 0 。ブ 2 2 ッ 1 0 ク特別付録 K a z u h is a M a s u d a 2020 RRd 1 R i && S P スーパーGT史上初の無観客レースで幕を開けた2020年新型コロナウイウルスの影響により3カ月遅れでやってきた GTレースの興奮はしかし、以前と変わることはなかったそこにいて欲しい人々がいない。それだけが、ただ寂しかった Photo：平田勝（Masaru Hirata）／森山俊一（Toshikazu Moriyama）／上尾雅英（Masahide Kamio）／益田和久（Kazuhisa Masuda）三橋仁明（Noriaki Mitsuhashi）／吉田成信（Shigenobu Yoshida）／小笠原貴士（Takashi Ogasawara）／田村翔（Sho Tamura）万全の対策を施して開幕戦に参加する関係者は２週間前から毎日の検温・症状確認が求められ、ゲートを入場する際には必ず検温、サーキット内もいたるところで“密”や接触を避ける工夫がなされていた。ドライバーズブリーフィングはビデオ配信、開幕戦恒例の集合写真撮影もなし。徹底した対策を施し、絶対に感染者を出さないという強い意志が、レース開催を実現した。 N.Mitsuhashi T.Ogasawara N.Mitsuhashi 004 S.Tamura K.Masuda T.Moriyama 2020 Rd.1 Review & Season Perspective 遅れてやってきた濃縮バトル ― 006 ニューフェイスもいきなり躍動タイヤの違いが、ちょっとしたコンディションの読み間違いが、ドラスティックな順位変動を生む。果敢に上位を狙うルーキーを封じ込めるベテラン。“ピンチヒッター”の昨年王者。はかない洗礼を受けた新顔。それぞれがベストを尽くした先にドラマが起こる、“いつものスーパーGT”がそこにあった。 T.Moriyama T.Moriyama M.Hirata N.Mitsuhashi T.Ogasawara トヨタ内の緊張感はMAX! ホンダも「一発だけ」ではない表彰台どころか、５位までを独占するという衝撃デビューを飾ったのはGRスープラだ。15年ぶりの“スープラ”復活に、デビューウインを、デビューイヤーチャンピオンを、全チームが狙っている。予選で速さを見せたNSXも、タイヤとセットを決勝に合わせ込めばスープラを止める力を持つことだろう。苦しい結果のGT-Rとはいえ、予選Q1で見せた速さはまったくの互角。４カ月に濃縮されたシーズン、そして半分が富士と異例ずくめ。何が起こるかは分 M.Kamio からない。 M.Kamio 2020 Rd.1 Review & Season Perspective GRスープラ、衝撃の席巻 2020 開催スケジュール Rd. Date Circuit 1 7/18-19 富士 2 8/8-9 富士 3 8/22-23 鈴鹿 4 9/12-13 もてぎ 5 10/3-4 富士 6 10/24-25 鈴鹿 7 11/7-8 もてぎ 8 11/28-29 富士多くのチームが富士スピードウェイ周辺にファクトリーを構えていることなどから、公共交通機関を使わずに移動できることによる感染リスク低減を狙い、今季は３サーキットのみでの開催となる。レース距離はいずれも300㎞以下と S.Yoshida なる見込みで、前半４戦は無観客開催となる。 009 2020 Rd.1 Review & Season Perspective 開幕戦で見えた新たなGT500勢力図新車投入でセットアップがリセットホンダ、ニッサンが探る“鉱脈” Text：中野一史（Kazushi Nakano／本誌） N.Mitsuhashi 　新規定「Class1+α」が採用され、参戦すションを担うのはセルモで、ZENT GRスシャルの差は埋まらなかった。ただ長い距離る３メーカーすべてが新車を仕立てて挑むープラとはピット内の間仕切りもなく、実質を走れただけ。タイヤマネジメントというよ 2020シーズン、オフの開発競争に勝ったの “２台体制”。データ共有などの面でワコーズ、りは、クルマの持っている特性の方が大きいはトヨタ陣営ということになる。富士での開 ZENTそれぞれにメリットがあると考えらかもしれない」とGRスープラに対する自陣幕戦、GRスープラは圧倒的な強さを見せた。れる。大嶋は開幕戦を制したトムスについて営の現在地を評価する。NSXはピックアッ　予選ではキーパートムスGRスープラがPP 「正直悔しいけど、さすがだな、と。僕らはプにも悩まされ、最高速でも差をつけられた。を獲得。２列目までに２台のNSXも割り込マシンが少し安定方向に行きすぎているのか　ただ、「（リタイアした）ケーヒンNSX- んだが、いざ決勝が始まるとGRスープラのもしれない」。トヨタ内の争いの激化が予想 GTのスピードはそれなりに勝負できるとこアベレージラップと最高速が際立つ結果となされる今シーズン、トムスvsセルモというろにいた、という結果も出ている」（佐伯昌り、NSXは後退していった。最終的にはト新たな“団体戦”も目が離せない。浩GTプロジェクトリーダー）と光明はなくムス２台のワン・ツー、そしてGRスープラ　昨年までエンジンをミッドに搭載していたはない。ホンダはこのオフからブリヂストン勢がトップ5を独占。2017年のLC500デビュ NSX は、ついにフロントエンジン化。を履く３台の連携をより強化しており、これーを彷彿とさせる圧勝劇だった。 Class1規定に完全合致した車両となり、昨がGRスープラに追いつく原動力になること　LC500で17、19年にタイトルを獲得した年まで苦しめられていた“ミッドシップハンも考えられる。加えて福住や笹原右京、J.バトヨタ（レクサス）開発陣が仕上げたGRスデ”からも解放された。大きなレイアウト変トンの後任としてレイブリックに移籍した牧ープラは、LC500にあった弱点、すなわち更によりさぞフィーリングが変わったかと思野任祐など、世界を経験した若手たちの“即コーナーミッドにおけるアンダーステアの解いきや、どのドライバーに聞いてもそれほど戦力”としての活躍にも期待がかかる。消に成功している。違和感を覚えていないのが印象的だ。　苦しい雰囲気が漂うのはGT-R陣営だ。予「LCは（ステアリングを）切っていくと途　開幕戦では、ソフトタイヤを履いたルーキ選Q1突破は１台のみ。モチュールオーテッ中から曲がらなくなるクルマだったけど（、GR ー福住仁嶺（ARTA NSX）が予選Q1で最クGT-Rの松田次生も「まだベースセットがスープラは）切れば切っただけ曲がる。そこ速タイムをマークしてポテンシャルを示した。見つけられない」と悩んでいる。４台でタイはドライバーから好評」と今年からトムスで「ニュータイヤの一発に関してはテストからヤメーカー３社というニッサン陣営としては、２台のエンジニアリングを総括する立場となすごく感触が良かった」と同じくARTAのカルソニックインパルGT-Rの１周目でのリった東條力エンジニア。GRスープラはテス野尻智紀が言うように、開幕時点でホンダ陣タイア、モチュールの接触などで、１レーストの初期段階から速かった。昨年王者の大嶋営としては「課題はロングラン」と認識して分の完全なデータが取れなかったことも出遅和也は「どのコーナーでも安定してグリップいた。だが、フタを開けてみれば課題は課題れに拍車をかけてしまった形だ。エンジンやが高く、乗りやすい」と言う。として残っていた。ARTAはレース前半を空力面でも劣勢と見られるが、タイヤ開発と　その大嶋は昨年とは異なる体制での参戦と担当した福住がソフトタイヤで苦戦したが、セットアップを加速できるか、さらには２基なる。ワコーズ4CR GRスープラのオペレー後半にハードタイヤを履いた野尻も「ポテン目のエンジン開発でどれほど巻き返せるかも復権へのポイントとなる。 GT500 Rd.1 決勝リザルト　現状は、トヨタ陣営が一歩リードしている順位 No. 車名ドライバー周回／差グリッドのは間違いない。だが、新規定により全車共 1 37 KeePer TOM'S GR Supra 平川亮／ニック・キャシディ 66Laps 1 2 36 au TOM'S GR Supra 関口雄飛／サッシャ・フェネストラズ＋5"177 3 通のサスペンションが採用されたことによっ 3 14 WAKO'S 4CR GR Supra 大嶋和也／坪井翔＋7"345 11 て、「去年までとは大きく違う」と語るエン 4 38 ZENT GR Supra 立川祐路／石浦宏明＋10"278 5 5 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 中山雄一／山下健太＋21"534 6 ジニアは多く、開幕戦の週末に至っても「バ 6 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴／牧野任祐＋24"700 4 タバタとやり倒した」陣営も。各チームとも 7 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手晃平／千代勝正＋31"091 7 8 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀／福住仁嶺＋33"634 2 セットアップはまだまだ発展途上にあり、こ 9 19 WedsSport ADVAN GR Supra 国本雄資／宮田莉朋＋37"412 12 の先も勢力図は動く可能性がある。鈴鹿とも 10 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星明誠／ヤン・マーデンボロー＋1'03"505 15 11 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生／ロニー・クインタレッリ 65Laps 10 てぎでもGRスープラが速いのか、そして 12 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀／笹原右京 63Laps 8 2020年車両がウエイトの影響をどれほど受 13 64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也／大津弘樹 62Laps 13 - 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大／ベルトラン・バゲット 28Laps 9 けるのかも未知数だ。ホンダとニッサンがど - 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹／平峰一貴 0 14 れだけ“縮めて”くるのかに注目したい。 ●ファステストラップ：1'29"086　No.37 KeePer TOM'S GR Supra／ニック・キャシディ 010 C O N T E N T S 1 0000000000000000000004444444444 T.Ogasawara 2020 Rd.1 Review & Season Perspective 018 004 みんな、生で、見たかった。新章 Class1+α規定、始動│TECH REVIEW of GT500 得意領域で、いざ勝負。 018 020 2014-2020 車両規定の変遷 022 GR Supra│そういうゲームだと、理解した強み。 030 NSX-GT│石橋を叩けど、何も出てこなかった。 T.Ogasawara 038 GT-R│タイムリミット延長、積み残し解消へ。大嶋和也インタビュー王者の自信。 046 Editor in Chief Art Director Advertising Staff 中野　一史 Kazushi Nakano 吉岡　広樹 Hiroki Yoshioka 杉園　幸仁 Koji Sugizono 加藤　隆広 Takahiro Kato Editorial Staff Design Staff 岡田　恭輔 Kyosuke Okada 三浦　康宏 Yasuhiro Miura 稲垣　聡 Akira Inagaki 涌嶋　佳寛 Yoshihiro Wakushima 角田　五十四 Isoshi Sumida 西山　剛由 Takeyoshi Nishiyama 菅生雄一郎 Yuichiro Sugo 髙橋　和清 Kazukiyo Takahashi 三浦　信也 Shinya Miura 嶋中　郁恵 Ikue Shimanaka 00004444444444446666666 高藤　昌洋 Masahiro Takato 小林　賢太 Kenta Kobayashi 太田　進之介 Shinnosuke Ohta 東海林和幸 Yoriyuki Tokairin Printing S.Tamura 藤井　由夏 Yuka Fujii 大日本印刷株式会社 DTP Staff Producer 樋口　義憲 Yoshinori Higuchi Special Thanks 有冨　誠一郎 Seiichiro Aritomi 片山　健一 Kenichi Katayama GTアソシエイション Publisher 本誌内の記事・写真・イラスト等の無断転載を禁じます。星野　邦久 Kunihisa Hoshino 013